関税と消費税、どっちがいくら?計算の順番を整理
海外から届く荷物には、関税と消費税(地方消費税込み)の2つがかかります。順番は、課税価格を決める → 関税を出す → 消費税を出す。関税がゼロの品物でも、消費税は別にかかります。
まず、税金のもとになる金額を決める
税金の計算に使う金額を「課税価格」といいます。税関のパンフレット(税関パンフレット「個人輸入の通関」)では、こう決まっています。
- 自分用の買い物なら、海外小売価格×0.6
- 仕入れなど自分用ではない場合は、商品の価格に運送費と保険料を足した額
送料はどうなる?パンフレットには「海外小売価格に0.6を掛けた額」としか書かれていなくて、送料のことには触れていません。実務の解説では、自分用の買い物なら商品代だけで計算して送料は入れない、とされることが多いようです。このサイトの計算もその前提にしています。実際の通関では、請求書の内訳で変わることもあります。
次に、関税
課税価格が1万円以下なら、原則として関税も消費税もかかりません(くわしくはこちら)。1万円を超えたら、品物ごとの税率をかけて関税を出します。課税価格の合計が20万円以下の普通の荷物なら、品物をざっくり分けた「簡易税率」が使えます。税率表はこちら。
最後に、消費税
国税庁(国税庁 タックスアンサー No.6563)によると、輸入するときの消費税は、課税価格に関税(と酒税などの個別の税)を足した金額にかかります。関税を足したあとの金額に、10%(うち地方消費税2.2%)がかかる、ということです。
| ステップ | 計算 |
|---|---|
| 課税価格 | 商品代(海外小売価格)× 0.6 |
| 関税 | 課税価格 × 品物の税率 |
| 消費税(地方消費税込み) | (課税価格 + 関税)× 10% |
| 払う税金の合計 | 関税 + 消費税 |
税金のほかにかかるお金
国際宅配便だと、配送会社が通関の手続きを代わりにやってくれることが多く、その手数料が別にかかる場合があります。税関のパンフレットに金額は載っておらず、事前に確認するようにとだけ書かれています。このサイトでも金額には触れません。
勘違いしやすいところ
- 「関税がゼロなら、何も払わなくていい」→ 違います。消費税は別にかかります。
- 「消費税は商品代にかかる」→ 少しずれています。商品代の6割(課税価格)に関税を足した額にかかります。
出典
- 税関パンフレット「個人輸入の通関」(確認日 2026年10月11日)
- 国税庁 タックスアンサー No.6563(確認日 2026年10月11日)